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【保護者の声】受験生のお子様を持つHさん(お母様)のケース[実際のLINEも公開]

更新日:2022年2月24日

授業をしない個別指導塾、武田塾中山校の梅村です。


本日紹介するのは、2021年夏頃に無料受験相談に来ていただいたHさん(お母様)の声です。

最終的にはこちらの心があたたまる結果が待っていました。


本記事では、無料受験相談で普段どのようなことを話しているのかお伝えしていきたいと思います。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです!


※Hさんが特定されない範囲での書き方を心がけているつもりですが、もし不備があればご指摘いただけると助かります。



Hさんの来校の動機:無料受験相談にて

元々通っていただたいていたある生徒さんがいたのですが、その生徒さんの親御さんがHさんに武田塾中山校を紹介してくれました。

色々親身になってくれると紹介してもらえたようで(めちゃくちゃうれしいです!!)、Hさんがお母様のみで無料受験相談に来てくれました。


高校3年生の6月に来ていただいたHさんのお悩みは、

子供が受験勉強を始めているようには見えず、とても不安です。

というお悩みでした。

Hさんのご家庭は一人っ子であまり親子間での会話もなく、Hさんとしては悶々とした日々を過ごされていました。

一般的に、高校3年生の6月から受験勉強を始めるとなると、かなり遅いスタートになります。

Hさんが悩まれるのもとてもよくわかりますよね。

このとき、開始が遅いことを踏まえて、どのような勉強をしていけば良いかをHさんにはお伝えしました。

その時点で、Hさんとしてはお子様は武田塾中山校に通わせたいと思っていただいていました。



お子様は河合塾マナビスへ入塾

一方でお子様は、友達が河合塾マナビス中山校に通っているということで、河合塾マナビスの夏期無料講習に行きたいとおっしゃっていたようです。

こういうところからもHさんとの意思疎通があまり取れていなかったことが伺い知れますね。

さて、無料講習を終えたお子様はそのまま河合塾マナビスに入塾したいとおっしゃり、最終的にはHさんはお子様の意思を尊重されて河合塾マナビスに通うことになりました。

(つまり、本記事は武田塾に在籍していたお子様の話ではありません。)



受験を終えて

通常、ここまでで武田塾は蚊帳の外なので、あまりHさんのご家庭との関わりはなくなるのですが、受験期に再度Hさんから連絡が来ます。(こういうの、とってもうれしいです!!)

武田塾中山校ではLINEを使って皆様と連絡をとっているのですが、HさんからLINEが来ました。




どうやら受験がうまく進んでいなかったようで、お子様も自信を失ってしまったようです。

出願に関しても何やら後悔があるようです。

でもそうは言っても今がお子様の現役浪人の分岐点です。

大学を辞めた経験と浪人の経験を持つ梅村からは以下のアドバイスを送りました。



お子様は唯一滑り止めの大学だけ受かっていて、その大学にはあまり行きたくなかったようです。

大学に行く理由は一般的には2種類あって、

①プライド

②学べる内容

のどちらかだと思います。

今回のお子様の場合、①プライドの要素が強いようだったので、②学べる内容を考えることを勧めました。

実は、②学べる内容で大学を選ぶことが大事だと皆思いつつ、ちゃんと時間を取って考えることをしてきた人は少数派です。

そんなことよりも勉強をしなければ!と思ってしまうんですね。


今回はお子様が勉強をする気力もなく、かといって遊ぶことにも身が入らない状況だったので、②学べる内容を考えていただくことで将来何がやりたいのかを掘り下げてほしいと思いました。(梅村は掘り下げることなく大学にいってしまったので、大学が途中でいやになって中途退学をしています汗)


このLINEのやり取りをしながら、(梅村は元々河合塾マナビスで勤務をしていたので、)少し違和感を覚えました。

「マナビスでは出願に関してはちゃんとご家庭と三者面談をして決めるはず。なんでHさんは河合塾マナビスではなく武田塾に連絡してきたのだろうか?」


その辺も聞きたかったので、Hさんには再度校舎に来ていただきました。



受験期の子供への接し方:2度目の無料受験相談にて

2度目の来校をHさんにしていただいて、今どのようなことでお悩みかを聞きました。

そこで伺ったのが以下の3つでした。


①出願校の後悔

そもそも河合塾マナビスで出願校の相談はしていたみたいですが、今回お母様が悩まれていたことは、

・共通テスト利用の出願先を軽く決めてしまったこと

・実力相応校をもう少し受けておけばよかったこと

でした。

出願先を軽く決めてしまったのは、共通テスト利用入試で学部を選ぶとき、電気系か機械系かを迷ったとき、軽い気持ちで機械系にしてしまったことだそうです。

なぜ後悔があるかと言うと、電気系で出していれば受かっていたからだそうです。

これは確かに後悔してしまうことだとは思いますが、そもそも運の要素が大きすぎることなので、あまり気に病んでも仕方の無いことですよと伝えました。

それを言い出したら、あらゆることに後悔しながら生きていくことになり、苦しい生き方しかできません。

実力相応校に関しては確かにそうなんですが、この問題は、親子での意思疎通がうまく取れていないことで起きてしまったことです。

河合塾マナビスさんの対応をどうこう言うつもりは全くありません。

どこの予備校でも起こったことだと思います。

武田塾中山校としては、今回のHさんの例から、予備校とは親子の架け橋になるべしということを勉強をさせてもらいました。



②お子様が悩みを言える場所が無い

河合塾マナビスは映像授業の予備校です。

東進さんとは違って、映像授業を視たあと、アドバイスタイムという軽い個別指導をすることが特徴です。

生徒が来校して受講するたびに講師と話す時間が取れるため、生徒が孤立することはシステム的に起こり得ないのです。

それなのに、お子様が受験期に悩んでいるときに相談先として河合塾マナビスが選択肢に出てこなかったようです。

お子様は相当引っ込み思案だったんだろうと想像しました。

受験期は学校に行くこともなければ、友達と話す機会もほとんどありません。

そんなときの受け皿に予備校がなれていないというのは本当に悲しいことです。

Hさんからこれを聞いたとき、絶対にうちに通ってくれている生徒にはそんな思いはさせないぞと誓いました。



③お母様が悩みを言える場所が無い

お母様が悩んでいることを誰にも話せずにいたようです。

どうにもならなかったとき、独りで抱えきれなくなったとき、ふと武田塾中山校に連絡をしていただけました。

そんなときに選択肢に入れてもらえるなんて、本当に嬉しかったです。

河合塾マナビスでは100人以上の生徒を抱えることも普通ですし、一人一人の生徒に目を配ることは現実的に厳しいです。

今回のHさんのように、抱えている悩みを吐き出せるぐらいの関係性を構築できない人が、どうしても出てきてしまいます。

武田塾のビジネスモデルなら、生徒人数を多く抱えるモデルではないので、在籍してくれている生徒さんだけでなく、在籍してくれていない方にまで目が配れます。

それがHさんに届いたので良かったと思いました。


Hさんは一人息子の行く末に自分がどれだけの影響を与えたのか、またそれは悪い影響だったのではないかと、とても悩んでおられました。

それを校舎で涙とともに吐き出していただいたとき、

「あぁ、親の愛情は本当に尊いものだなぁ。」

と感じました。



Hさんの顛末

受験期間を通して、お母様の想いはお子様には伝わっていないなと感じていて、それがもどかしかったです。

だから無料受験相談に来ていただいたときや、LINEをいただいたとき、Hさんとお子様ができるだけ話せる場を提供したいと考えてふるまっていました。

武田塾の梅村が、

絶対に帰ったら今日の話をしてくださいね!

と言っているとHさんに言いまくりました笑


そうしたら後日のことです。

なんと、Hさんのお子様が志望校に合格していたそうです!



いやー、本当にうれしかったです。

受験期を通して、ちゃんと親子で話す時間も何度か取れたようでした。

話のきっかけを提供できたことにも感謝していただけたので、自分の判断が間違っていなかったとホッとしました。



さて、今回のHさんの件はとってもレアなケースです。

もうお気付きの方はいらっしゃると思いますが、今回梅村は何もしていません

Hさんのお子様に会ったこともないですし、勉強の内容も全く見ていません笑

Hさんの話を聞いていただけと言っても過言ではありません。

それでもHさんからは感謝され、多少の戸惑いもあります。


このケースから多くのことを学びました。

塾に求められることはお子様の勉強面だけでなく、親御さんの心配を払拭することも意義のあることなんだと。

生徒の悩みの裏には必ずご家庭の悩みもあるのだと。

今後指導をするにあたり、生徒だけでなくご家庭に寄り添った指導ができる塾にしていこうと誓いました。

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